薬師寺 修二会花会式
2025.03.21 INFORMATION

皆様こんにちは🦌
今回は3月25日から31日の期間、薬師寺にて行われる「修二会花会式」をご紹介いたします!
修二会とは2月に行われる法会のことで、練行衆(れんぎょうしゅう)と呼ばれる僧侶が万人になり替わり日ごろの悪業を仏様に懺悔し、国家の繁栄と五穀豊穣、万民豊楽などが祈られる春の行事です。薬師寺の場合は現在では旧暦2月にあたる3月25日から3月31日に執り行われています。
東大寺の修二会は「お水取り」とも呼ばれますが、薬師寺の修二会には10種(梅・桃・桜・椿・山吹・牡丹・藤・杜若・百合・菊)の造花がご本尊に供えられるところから「花会式」と呼ばれ、「奈良に春を告げる行事」として親しまれています🌸
また、修二会花会式の最終日には「鬼追い式」が法要の結願を飾ります👹
この鬼追い式とは、 松明を持ち激しく暴れまわる鬼を薬師如来のお力を受けた毘沙門天が鬼を鎮めるという儀式です。鬼は煩悩を象徴するもののひとつであり、薬師悔過の罪を反省し、良い生き方に改めるという主旨を視覚的に表したものとも言えます。
花会式に使用される約1600本もの造花は和紙が使用されており、染め上げから形成までを奈良市内のたった2軒の家で一つひとつ手作りで作られているそうです…!!
行かれる方はぜひ造花にも注目してみてください✿
期間:2025年3月25日(火)~3月31日(月)
場所:薬師寺金堂